基本テクニック番外編

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09/07/2003 -

8.ノートパソコンを選ぶときにキーボードまで気にしていますか?
ノートパソコンを選ぶ時は、スペックや価格やデザインだけでなく、自分の用途に合ったキーボードであるかどうかも検討に加えましょう」というお話です。キーボードが使いにくいと、生産性は絶対に上がりませんからね。
趣旨としては「トラブル回避テクニック」に近いのですが、EXCELの話ではないのでこの番外編に載せることとします。
 
パソコンを選ぶ時は、いわゆる「スペック」(CPUとかメモリやHDDの量とかグラフィックチップとか、ノートならばさらに重さやバッテリーの持ち時間や液晶のサイズなど)と、肝心の価格、そしてデザインやアフターサービス内容などを総合的に検討しますよね。

小型のノートパソコンの場合は、キーボードのサイズ(キーピッチ)とかキーの押しやすさ(クリック感)などもカタログや雑誌の紹介記事で取り上げられます。
デスクトップパソコンの場合は、キーボードが気に入らなければ別のキーボードに取り替えてしまうことが可能ですが、ノートパソコンの場合はキーボードを交換するというわけにはいきません。外付けキーボードをノートパソコンと一緒に持ち歩くのも現実的ではありません。つまり、一度ノートパソコンを買ってしまうと、たとえキーボードが使いづらくても、パソコンを買い換えるまではそのキーボードを使い続けなければいけません。しかし、キーボードのキー配置をパソコンを選ぶ時の検討項目に含める人はあまりいないのではないかと思います。

最近はネット通販でパソコンを購入するケースも多いでしょうが(私も現在自宅で使っているノートPCはSonyStyleで発売前に予約して買いました)、キーボードについては購入前に実機を触ってみるとか、カタログで良くキー配置を確認されることをお勧めします。

以下は、私の最近の失敗談です。
 
Profileに載せていますが、会社ではデスクトップパソコン以外に外出先で使用するノートパソコンを代々レッツノートにしてきました。

一番最初の CF-S21 は、トラックボールが使いやすいということで選んだ記憶がありますが、その次の PRO NOTE CF-M2R2S (法人用モデルですね)はCD-R内蔵でそこそこ軽いということで選び、現在は今年(2003年)6月からPanasonic Let's note CF-T2 (CF-T2AW1AXR) を使用しています。

この3台目(3代目)は、軽くて性能もまずまずということで、実物も見ずに(当然、触りもせずに)発注してしまいました。特にPanasonicファンということでもないのですが、初代・2台目とも Let's note だったので3台目もなんとなく Let's note にしてしまった感じです。

この CF-T2 が、ある意味私にとっては”大失敗”でした。


丸いホイールパッドは使いやすい(縁に沿ってパッドをなぞると画面がスクロールするのは便利)し、軽さや基本性能には全く文句が無いんですが、キーボードがヒジョーに使いにくかったんです。
 
キーの大きさとか感触については Let's note CF-T2 の
キーボードはあまり問題はありません。

強いて言えば、
[Enterキー]がちょっと小さい、とか
[TABキー]が小さすぎる、とか気になりますが、
まぁ許容範囲です。

説明書の本体仕様では、キーボードは
「OADG 109A準拠、Windowsキーボード(87キー)」
となっています。

(OADG 109Aキーボードの規格↓を見ると、「準拠」という表現には
これから説明する理由でちょっと違和感を覚えますが。 )
http://www.oadg.or.jp/news/news2/notice/109A-JIS.html
http://www.oadg.or.jp/images/109A.pdf
 

 
では何が問題かというと、「キーの配置」が最悪だったんです。

仕事柄、Microsoft Officeで日本語入力を行いながら資料作成することが多いため、以下の2点がどうしても我慢できず、結局現在は安いUSBキーボードを買ってきて Let's note CF-T2 に接続して使っています。

右の写真の赤枠で囲んだところが、問題の2点です。
【キー配置の問題点1】
左側の[Ctrl]キーが[Fn]キーよりも右側にあり、しかも[Shift]キーよりも右側にはみ出している。

EXCELを使う上で便利な標準ショートカットとして、例えば配列数式の入力・確定を行う Ctrl + Shift + Enter とか、セルを挿入する Ctrl + Shift + "+" 、アクティブセル領域を選択する Ctrl + Shift + "*" 、選択範囲内で右方向のセルにコピーする Ctrl + Shift + ">" など、CtrlキーとShiftキーを同時に押す物が少なくありません。もちろん、私は多用しています。

人差し指はホームポジション(左手人差し指だと[F]キーの上)に置きます。キー入力中は、極力ホームポジションから指を離さないよう(正確には、ホームポジションに人差し指を置いたときの手全体の位置を動かさないように)にします。

Ctrl + C (コピー)やCtrl + V (貼り付け)などのように、[Ctrl]キーを単独で押す時は、左手小指で[Ctrl]キーを押すのが普通だと思います。
したがって、[Ctrl]キー[Shift]キー同時に押す場合には、左[Ctrl]キーを左手小指で押すのに加えて、左[Shift]キーを左手薬指で同時に押すことになります(細かく言うと、普通のキーの2倍から3倍横長な[Shift]キーの中心よりも右側を左薬指で押すことになります)。

ところが、 Let's note CF-T2 のように[Ctrl]キー[Shift]キーよりも右側に出っ張っていると、左手の小指と薬指を「えんがちょ切った」のようにクロスさせ、さらに左手首をちょっと左側に曲げないと、[Ctrl]キー[Shift]キーを同時に押すことができません。2〜3回ならなんとかできますが、これで1日EXCELを使っているとしばらくして左手首が痛くなりました。

以前使っていた Let's note も[Fn]キーの右側に[Ctrl]キーがあったのですが、[Shift]キーよりも右側に出っ張ってはいなかった([Shift]キーの右辺と[Ctrl]キーの右辺が揃っていた)ので、あまり不自由は意識しなくて済んでいたようです。

[Ctrl]キー[Fn]キー「キー配置入れ替えソフトを使って位置を逆にできないか?」と考えたんですが、どうも[Fn]キーというのは単独では信号を発しない(他のキーと一緒に押さない限り押されたことがハード的に認識できない)らしく、[Fn]キーを入れ替えられるソフトは存在しないことが分かり、あきらめました。

デスクトップパソコンの109型とか106型などのキーボードでは、左[Ctrl]キーは一番左下に配置されているので、問題なく[Ctrl]キー[Shift]キーを同時に押すことができます。ノートパソコンの場合は、[Fn]キー[Ctrl]キーの位置はまちまちのようです。同じメーカーなのに機種によって[Fn]キーと[Ctrl]キーの位置が逆になっていることもあるようです。

まぁ、[Ctrl]キー[Shift]キーを同時に押すこと(人)は少ないかもしれませんが、[Ctrl]キー単独では間違いなく頻繁に使うわけです(Ctrl+CCtrl+XCtrl+VCtrl+ZCtrl+Aあたりはほとんどのソフトで共通でしょう)。
世の中にはデスクトップパソコンとノートパソコンの両方を使う人も大勢いるわけですから、ノートパソコンであっても左側の[Ctrl]キーはキーボードの一番左下に配置していただきたい。パソコンメーカーの開発者に強くお願いします。

ということで、Officeソフト(やその他のソフト)でショートカットを良く使われる方は、ノートパソコンの[Fn]キー[Ctrl]キー[Shift]キーの位置を購入前に確認したほうが良いでしょう。
 
  2004.6.26 追記

この現在使用している Let's note CF-T2 (CF-T2AW1AXR) はまだ使い始めて(この追記部分を書いている時点で)1年なので、その後の Let's note の新製品については発売されたことも気に留めていなかったのですが、パソコン雑誌で『今度のレッツノートは[Fn]キー[Ctrl]キーをBIOSの設定で入れ替えることが出来る』と書かれた記事を発見しました。

そこで、Panasonicのサイトを調べてみたところ、2004年5月に発売になったCF-Y2シリーズ・CF-W2シリーズ・CF-T2シリーズ・CF-R3シリーズのすべての機種で、「FnキーとCtrlキーのキーアサインを変更可能」と書いてあるではないですか(驚)。

まさか、Panasonicさんがこのページを読んでキーの入れ替えを可能にしてくれた、ということは無いでしょうから、改善を求めるユーザーの声がたくさん寄せられたんでしょう。きっと。

そういえば以前にも、ユーザーの要望に応えてトラックボール搭載の Let's Note が復活したこともありましたねぇ。ユーザーの声を反映してくれるのは良いことでしょう。
とりあえず、このキーの入れ替え機能が今後もサポートされるのであれば、今使っている Let's note の買い替えを検討するときに Let's note が検討対象に入ってくる可能性が出てきました。(下の「問題点2」がまだ残ってはいますが)
 
【キー配置の問題点2】
[半角/全角・漢字]キーが[Esc]キーと[F1]キーの間にある。

日本人ですので、当然のことながらパソコンで文字入力する際には全角の漢字・ひらがな・カタカナ・数字の入力を行います。もちろん、半角の数字・アルファベットも使います。両方使いますので、頻繁に[半角/全角・漢字]キーを押して切り替えることになります。(昔は[Alt]キーと同時に押しましたね)


この[半角/全角・漢字]キーは、たいていは[Tab]キーの上、[Esc]キーの下、数字の[1]キーの左に配置されているのが普通です。長年の習慣で左手が[半角/全角・漢字]キーの位置を覚えているので、これを勝手に変えてもらっては困るわけです。

ところが、 Let's note CF-T2 では大胆にも[半角/全角・漢字]キーを最上段の[Esc]キー[F1]キーの間に持っていってしまっています。数字キーをなるべく大きくしたかったんでしょうか? 買う前に確認しなかったこちらが悪いとはいえ、これはさすがに「冗談でしょ?」という感じです。

半角/全角を切り替えようとするたびに、普通なら[半角/全角・漢字]キーがある場所に数字の[1]キーがあるので、”1”が入力されちゃうんです。イライラします。

さらに、普通なら[Esc]キーの隣から[F1][F2]とファンクションキーが始まっているところが、その間に[半角/全角・漢字]キーが割り込んでいるものだから、EXCELではセル編集するときに頻繁に[F2]キーを押すわけですけども、[F2]キーの場所がブラインドでは分からなくなってしまいました。さらにイライラです。

このLet's noteとデスクトップパソコンを両方使う人は、私でなくても絶対混乱すると思います。

これまで1998年の秋から3台の Let's note を使って来たわけですが、このキー配置が変わらなければ、私は次のノートパソコンは絶対に Let's note にはしないでしょう。
 
   
ちなみに、Windowsの「ユーザー補助」にあるスクリーンキーボードでも、左側[Ctrl]キーは一番左下にありますし、[漢字]キー[Esc]キーの下になっています。


 

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